気になるあの娘

高校の時に、惚れ込んだ娘がいた。

彼女が芸術系を志望していて、私の入ってた部活に来たのが多分大きなきっかけだった。

大して仲よくもないうちに、私が自傷行為についての話をいきなり彼女にふっかけた気がする、よく覚えていない(本当に彼女には申し訳ない、私はかまってチャンか?キショすぎる)。

惚れ込んだというほど綺麗な感情じゃなく、4割ぐらいは執着だけど、感性、文章が好きだった。彼女は読めないところが多く、何事ものらりくらり躱し、へらっとしているような娘だった(私に彼女の感情は読めないのは当たり前だが、本当はへらへらなんぞしていなかったのかもしれない。実際物事をよく考えている娘だったし、観察力は目を見張るものがあった)。

私は彼女の持つサイコロの一面しか見えてなかったのかもしれないけど、それでも一緒にいるのは楽しかった。

彼女は某SNSをよくしていて、彼女が作る短歌、ネタ、考え方、描いた絵を発信していた。本当にそれが好きだった。歌がうまくてよくカラオケにもいった。

 

彼女には彼女の好きな娘がいて、彼女の目には私はきっと映っていなかったのだろうな、と思う。映っていてほしかったわけじゃないけど。

私は私の汚い感情を慰めるために彼女を利用していた部分もあったような気がするし(曖昧な表現にするのは認めたくないから)、嫌がるような言葉をかけたように思う。

届きはしないけど、ごめん、本当にごめんね。

向こうも連絡先を消して、もう話せることも遊べることもないのだろうなと漠然と思う。

つながれないことはないけれど、無理につながりたくはないのだろうな、と。

こんな自慰的な文を書いたのは、8割彼女への謝罪と2割思い出話をするためです。

(彼女はこんなインターネットのデブリに自分について書かれるのを嫌うかもしれないので事細かに書かないようにしてはいますが、それでも目に触れたときに不快感を覚えられるだろうな、最後まで本当にごめんね)

私の行きどころのない感情の供養。

オナニー文、お許しください。

 

追記

私の高校時代の2割ぐらいを彼女が占めていましたが、彼女にとって私はモブレベルの存在である可能性があります。